久しぶりにXAMPPで開発を行おうとしたら、localhostにつながらなくなってしまいました。
疑う先はいっぱいあるのですが・・・
Windowsにはいろいろ手を入れているので、疑う先はいっぱいあります。
- ファイヤウォールがポートをふさいでいる
- hostsファイルが書き換えられている
- Apacheの設定が間違っている
- 他のアプリがポートを使っている
まずは、ファイヤウォール。
ポート80がふさがれていないか確認します。
ルーターの設定は問題なし。
コンピュータのファイヤウォールも問題なし。
以前つながっていたし、設定を変えた覚えもないので、当然です。
次に、念のため、hostsファイルを調べました。
XAMPPでバーチャルドメインを有効にするためにhostsファイルに記述を付け足すわけですが、その時にうっかり間違えて、localhostを無効にしているのかな? と思ったのですが、こちらも問題なし。
次は、Apacheの設定ファイル。
こちらも、初期設定から触った記憶があるのはバーチャルドメインのあたりだけですが、いちおう念のために一通り調べてみました。
結果、問題なし。
となると、他のアプリが悪さをしているということになります。
「そうか! Skypeのバージョンアップのせいだな! そうに違いない!」と思って設定を見てみたところ・・・きちんとポートが変えてありました。
「上記のポートに代わり、ポート80を使用」のチェックが外れていて、全く違うポートが使われています。
コマンドプロンプトを使うしかないか・・・
仕方がないので、地道に使われているポートを調べます。
スタートメニューのアクセサリからコマンドプロンプトを開いて、netstat -ano を実行。
うあ、すごい情報量です。
バッファの容量を超えてしまって、先頭のほうが切れてしまっています。
これでは肝心のポート80あたりが見れません。
コマンドプロンプトの設定を変更します。
ウィンドウ上で右クリックしてプロパティを開き、レイアウトタブから、画面バッファーのサイズを変更します。
とりあえず、高さを800にしてみました。
再度、netstat -ano を実行します。
またもや大量の情報が表示されますが、スクロールバーで戻れば、ポート80を使用しているプロセスが確認できます。
どうやら、PID = 4772 のプロセスが邪魔をしているようです。
プロセスの名前を調べるために、tasklistコマンドを使います。
tasklist /svc /fi "PID eq 4772"
見つかりました。GladinetClient.exe です。
これは、クラウドのストレージをハードディスクのようにマウントするツールです。
Microsoft Sky Drive なんかをマウントして便利に使っていたのですが、こいつのせいだったのか。
とりあえず、Gladinetを終了させてみると、ブラウザからlocalhostに接続することができました。
次に、GladinetをXAMPPと同時に使えないか調べてみたのですが、どうやら、Gladinetの使用ポートを変えることはできないようです。
仕方がないので、XAMPP環境で開発するときは、手動でGladinetを終了させています。
同時に使えると結構便利なのですが・・・どなたか共存できる方法をご存じなら教えていただけると嬉しいです。
この記事を書いた人
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FAシステムメーカー、国内最大手印刷会社製版部、印刷・ウェブ制作会社を経て、家庭の事情で実家に帰省して独立
現在はフリーランスと制作会社シニアディレクターのマルチワーク
ウェブ制作のほぼ全般を見渡せるディレクター業務が主だが、デザイン・コーディングも好き
1997年ブログ開設
WordPressコミュニティには2011年から参加
WordCamp Kansai 2016 セッションスピーカー
WordCamp Tokyo 2023 パネルディスカッションパネラー
WordBench京都、WordBench神戸、WordPress Meetup八王子など登壇多数
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