激戦だった今年の日本SF大賞
昨年に引き続き、2017年4月21日(金)に、東京飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで行われた「第37回日本SF大賞贈賞式」に招待され、出席してきました。
第37回日本SF大賞は、ジャンルやメディアにとらわれず、2015年9月1日から2016年8月31日までに発表された作品を対象に、一般の方々から作品の推薦を募集し、日本SF作家クラブ会員の投票で候補作を絞り込み、選考委員会が選定するものです。
今年はSF関連の作品が非常に豊作で、最終候補作を決める時点で票が分かれ、多くの有力作品が候補から漏れてしまうほどの激戦だったそうです。
激戦の中で決まった最終候補作は下記の通りでした。
- 『WOMBS(ウームズ)』 白井弓子(小学館)
- 『大きな鳥にさらわれないよう』 川上弘美(講談社)
- 『君の名は。』 新海誠:監督(東宝)
- 『シン・ゴジラ』 庵野秀明:総監督/樋口真嗣:監督/尾上克郎:准監督(東宝)
- 『ドン・キホーテの消息』 樺山三英(幻戯書房)
- 『〈物語る脳〉の世界―ドゥルーズ/ガタリのスキゾ分析から荒巻義雄を読む』 藤元登四郎(寿郎社)
そして、第37回日本SF大賞には、下記の作品が選ばれました。
大賞
- 『WOMBS(ウームズ)』白井弓子(小学館)
特別賞
- 『シン・ゴジラ』庵野秀明:総監督/樋口真嗣:監督/尾上克郎:准監督・特技統括(東宝)
・・・私のスマホのカメラが良くなくて、写真が綺麗でなくて申し訳ありません。
今回は、大賞がマンガ作品、特別賞が映画作品ということで、両方とも小説ではない作品が選ばれたのが特徴的です。
個人的には、このブログでも感想を書いたくらいお気に入りの『シン・ゴジラ』が受賞したとあって、大変楽しみでした。
私はエヴァにどっぷりつかっているだけでなく、ゼネラルプロダクツとかDAICONフィルムとか、そういうあたりから追いかけているので、『もしかしたら、庵野さん来るかも?』 なんて思いながら参加したのですが、残念ながら庵野さんはこういう場所にはまず来られることが無い・・・と受賞のあいさつの時に樋口監督がおっしゃっていました。
タイミングが合わず、樋口さんとはお話が出来なかったのですが、大賞の白井弓子さんとは少しお話をすることもできました。
マンガ作品の受賞は萩尾望都さん以来とのことで、ご本人も大変感激しておられました。
私は、日本SF作家クラブ公式ウェブサイトの管理・運営をしておりますので、新刊が出たりイベントを行ったりするときはぜひ利用してくださいとお伝えさせていただきました。
昨年同様、美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、豪華な参加者に若干アウエー感を感じつつ(笑)、楽しい時間を過ごさせていただきました。
今年度、日本SF作家クラブは法人化されるとのことで、公式ウェブサイトのリニューアルについても検討されているようです。
ますます盛り上がる日本のSF界に、私も微力ながらこれからも貢献していきたいと、思いを新たにした夜でした。
この記事を書いた人
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FAシステムメーカー、国内最大手印刷会社製版部、印刷・ウェブ制作会社を経て、家庭の事情で実家に帰省して独立
現在はフリーランスと制作会社シニアディレクターのマルチワーク
ウェブ制作のほぼ全般を見渡せるディレクター業務が主だが、デザイン・コーディングも好き
1997年ブログ開設
WordPressコミュニティには2011年から参加
WordCamp Kansai 2016 セッションスピーカー
WordCamp Tokyo 2023 パネルディスカッションパネラー
WordBench京都、WordBench神戸、WordPress Meetup八王子など登壇多数
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