Magentoで制作したショップのテストサーバーを作るために、別サーバーに丸ごとコピーしてみました。
サーバー移転の際に役に立つと思いますので、手順を公開します。
目次
1. 旧サーバーから、データベースをエクスポートします
私は、phpMyAdmin のエクスポート機能で、データベースを丸ごとエクスポートしました。
テーブル全選択でSQL形式、オプションはデフォルト。文字コード変換なしです。
新サーバーにインポートする際に、PHPのアップロードファイルサイズ制限に引っかかる可能性があるので、圧縮をかけたほうがいいと思います。
2. 旧サーバーから、Magentoディレクトリをローカルにダウンロードします
私は、ディレクトリごと圧縮してダウンロードしました。
圧縮せずにFTPでダウンロードすると、ものすごく時間がかかりますし、高い確率でエラーが起きるのでやめたほうが良いと思います。
3. 新サーバーにデータベースを作成します
文字コードは、UTF-8 にしてください。(照合順序 utf8-general-ci)
データベース名、ユーザー名、パスワードなどは、旧サーバーと違っていても構いません。
でも、同じほうが手間がかからなくて済みます。
4. エクスポートしたデータベースをインポートします
私は、phpMyAdmin のインポート機能でインポートしました。
特別な設定は不要です。
5. データベースを修正します。
テーブル core_config_data の下記フィールドを、新サーバーに合わせて書き換えてください。
内容は、MagentoのフロントエンドのURLですので、ドメイン名を新サーバーのものに書き換えます。
・web/unsecure/base_url
・web/secure/base_url
6. 新サーバーに、ダウンロードしたMagentoディレクトリをアップロードします。
2.でダウンロードした圧縮したファイルを新サーバーのドキュメントルートにアップロードして、サーバー上で展開すればOKです。
7. 設定ファイルを修正します。
app/etc/local.xml にデータベースの設定があるので、新サーバーに合わせて修正します。
<connection> <host><![CDATA[データベースサーバー名]]></host> <username><![CDATA[ユーザー名]]></username> <password><![CDATA[パスワード]]></password> <dbname><![CDATA[データベース名]]></dbname> <initStatements><![CDATA[SET NAMES utf8]]></initStatements> <model><![CDATA[mysql4]]></model> <type><![CDATA[pdo_mysql]]></type> <pdoType><![CDATA[]]></pdoType> <active>1</active> </connection>
これで、移行は完了。新サーバーにアクセスできます。
core_config_data と local.xml の修正をする前にMagentoにアクセスしようとすると、おかしなことになりますので注意してくださいね。
この記事を書いた人
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FAシステムメーカー、国内最大手印刷会社製版部、印刷・ウェブ制作会社を経て、家庭の事情で実家に帰省して独立
現在はフリーランスと制作会社シニアディレクターのマルチワーク
ウェブ制作のほぼ全般を見渡せるディレクター業務が主だが、デザイン・コーディングも好き
1997年ブログ開設
WordPressコミュニティには2011年から参加
WordCamp Kansai 2016 セッションスピーカー
WordCamp Tokyo 2023 パネルディスカッションパネラー
WordBench京都、WordBench神戸、WordPress Meetup八王子など登壇多数
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